パッと説明できない言葉
先日、日本語であそぼうという子供向け番組を見ていて
この上ないってなーに?
って番組内の子供が疑問を問いかけていた。
そこに出てくるお兄さんは、
とってもよりももっと上、みたいに説明してた。
この上ないは、まぁ説明しやすい。。
でもなんだか、パッときちんと説明できないけどまぁ普通に意味が分かって聞いたり使ったり知っている言葉ってたくさんあるなぁ〜って思った。
ー勝手に何となく選んだ言葉リストー
・藪から棒
・とんちんかん
・さぞかし
・けしからん
・何卒
・ひとりぼっちの、ぼっち
・とてつもなく
などなど…
いや、意味はわかる。。
でも、言葉で説明してって言われるとえ、どうやって説明したらいいの!?ってなる…
辞書で調べればいいんだけど、、
言葉でパッときちんと説明できないのにどうして使えてるのかも不明。
ここから上記の言葉の自己解釈(以下自分)と辞書の意味を載せていく。
(★は、いちいちその言葉に対する意見)
・藪から棒 (やぶからぼう)
自分→雑に?投げやりな感じ?いきなり?
辞書→《藪の中から突然に棒を出す意から》突然に物事を行うさま。だしぬけ。唐突。
★え!?!なんか私の捉えてた意味微妙に違う!笑
・とんちんかん
自分→いろいろ合ってなくて…適当な感じ?
んん?なんてこの先説明すればいいのか…
辞書→
1 物事のつじつまが合わないこと。見当違いであること。また、そのさま。
2 間のぬけた言動をすること。また、そのさまや、その人。
★ななな、なるほど〜たしかに〜!笑
・さぞかし
自分→最も説明難しい…。んん〜…
それ以上にそうである?的な?わからん!笑
辞書→さぞ を強める言葉。さぞ は、そのようにという意味。
★そのようにを強めてる?
なんかよくわからん笑
でも、さぞかし、って嫌味っぽい感じがあるなぁ〜
・けしからん
自分→道理や道徳から外れていてダメです!
辞書→道理にはずれていて、はなはだよくない。不届きだ。
・何卒
自分→へりくだって、ご面倒かけてすいませんがって感じ??
辞書→1 相手に強く願う気持ちを表す。どうぞ。どうか。
2 手段を尽くそうとする意志を表す。なんとかして。ぜひとも。
★ご丁寧な言葉だなぁ〜。日本語特有なんじゃないかな??
・ひとりぼっちのぼっち
自分→ひとりを、寂しげに孤独感を強めるために付けている。
辞書→《「ひとりぼうし」の音変化。「ひとりぽっち」とも》仲間や頼る人などがいなくて、ただひとりであること。
★付けても付けなくてもどっちでもいいけど、ひとり だけだとあんまり寂しい感じがないからぼっちを付けるだけで寂しさが強調されるなぁと思う。
・とてつもなく
自分→圧倒的に、かなりよりかなり。最上級に。
辞書→途方もない。また、並み外れている。
★同義語に突拍子も無いとあって、それもよく分からんリスト入りだなぁと思った。これも自分解釈と若干違う…けど辞書意味読んでそう思って使ってる節もある…
日本語って奥深いと思った。
英語得意じゃないから分からないけどこんな細かく言葉あるのかな??
普段、使ってたら知ってたり聞いたりする言葉もはっきり明確に意味はわからない。
辞書で引くと、ぁあ〜ってなる。
でも、
このうえない
とか、だったら とてもとても!
とか言えば?って思うし、
何卒だって、どうか、 だけで対応すればいいじゃない?って思う。
同義語とか多くある必要ないし、一つにまとめて言葉もシンプルにしてしまえば?!
って思う。
だけど、それじゃあつまらんのよ!
人間、日本語、日本人って繊細なんだろうな。
同義語でも微妙な違いがある。
使う場面、ニュアンス…だったりで。
丁寧に相手を立ててお話しする時…
威張って話す時…
上の者として威厳を出す時…
家族や友人とフランクにお話しする時…
とにかくいろんな場面で気を使う日本人だからこそ、こんなにも言葉が沢山あるんではないかなぁと思った。
私は本を読むのも好きだが、
まだまだ言葉知らず。
説明も上手くできない…。
(って感じ〜、みたいな?、的な、が多い…バカっぽい…)
正直社会人になってから、会社で知った言葉沢山あるし、(相殺とか笑)
多分間違って使ってる言葉も沢山ある。
今親になって、数年後子供になんて説明したらいいのかわからない言葉沢山ありまくり。
その為に、きちんと国語辞典を買って子供と辞書を引き、もう一度きちんと言葉を学び直そうと思う。
子供というのは、私たち大人を初心に戻して改めて忘れていたいろんな事を学ばせてもらえる、
そういった事を与えてくれるステキな存在だなぁ…。
とにかく、複雑な日本語、今になってもう一度学んでみたい。国語辞典が欲しい。大辞林!
学生時代は受験のために暗記して試験が終わればすぐ忘れていた。なんて勿体無い勉強の仕方だったのだろう…。もっと楽しく時代背景とか言葉の歴史を考えながら深く勉強すればよかった…
追加: 三浦しをんさんの 舟を編む という小説を思い出した。辞書の編集者の話。とても大変な作業の中でひとつひとつ、紡いで辞書を作り上げていく、地味だけどすごいと思った。もう一度この本読みたい。